2013年10月24日

歓喜と涙のアジ@


2013・10・22
数日前より、携帯電話にて愛媛県中予地方の天気予報(波・風予報を含む)を入念にチェックしていた僕は、二連休初日の10月22日の午後三時頃より、行動を開始した。
予め、冷蔵庫で溶かしておいた付け餌のエビと、一方、冷凍庫で凍らせておいたカチカチの保冷剤をクーラーボックスに入れて、準備万端。
そう、本日は、以前から密かに計画していた「高浜・アジリベンジ」の決行日だったのである。

途中、高浜駅近くの釣具屋にて、ジャミを購入して、いよいよ海へ出た。
高浜の長く続く海岸より突き出ている三本の波止の内、最も長くて具合の良い、お気に入りの波止の先端付近に立ってみると、予報通りの快晴であり、波風共に穏やかであり、絶好の釣り日和であった。
もろもろの準備をして、早速、本日の第一投目を投じる。
時刻は午後四時。
この日の満潮が午後十時半である為に、やや潮は引いていたが、これから満潮に掛けての数時間が、本日の勝負の時間帯である事を知っていた僕は、例え当たりがなくとも手を止めずに、仕掛けを海へ投げ続けた。
なぜなら、アジは基本的に、昼間は水深の深い場所に居るのだが、夕方になり日が落ちると一斉に浅瀬へやって来て、プランクトンなどを捕食し始めるからである。
ただ、唯一心配な事は夜光虫である。前回ここでアジ釣りをした際、夜中に夜光虫が大量発生した途端、極端にアジが釣れなくなった。どうか今日だけは、夜光虫が発生しないで欲しい。そう、祈るばかりである。

時刻は午後五時。
投げては上げ、投げては上げを休まず繰り返すが、一向に当たりは無し。
つい先ほどから、波止の先端にて懸命に竿を振っているイカ狙いのルアーマンも、どうやらさっぱりらしい。
と、ルアーマンの哀愁漂う物悲しい背中から、前方の海へと視線を戻した時、自分のウキが無い事に気付く。
キテる!
勢い良く竿を立てると、グググッと熱い引き!巻き上げて見ると20センチのアジ。
いよいよ本番突入の時は来たのである。
その後はとにかく、仕掛けを海へ投げ、横になったウキが垂直に立ってから60秒を数える間もなく、スッポリと海中へウキが消えた。そして、竿を立てるとグググである。
まさに、爽快な事この上無しと言った塩梅だ。

時刻は午後六時過ぎ。
西側の山の向こうへ日が落ち、釣り場は黄昏時を迎えた。
海に浮いているウキが目で確認出来なくなる前に、ウキの頭にケミホタルを装着。
(※ケミホタルとは、ポキッと折ると黄緑色に光る、中に夜光塗料の様な液体が詰まった透明の棒の事である。因みに、ヲタクがヲタ芸をする時に手に持って振っている光る棒も、恐らくはその類である。)
昼間に、オレンジ色のウキが瞬時に海中へ引き込まれる光景も心地良いが、夜中にケミホタル付きのウキが海中へ消える光景も、また良い。ウキが沈んでいる辺りの海中が、淡い黄緑色の円形に光り、魚が右左へ逃げるのに合わせて、光も動く。
とにかく、何度見ても飽きない。癖になってしまう。虜になってしまう。大の大人が何もかもを後回しにして、のめり込んでしまう。
釣りを発明した人も罪だが、ケミホタルを発明した人もまた、罪だよなぁ。

時刻は午後八時半。
潮も順調に満ちて、満潮まであともう少しと言う潮加減になったが、アジの群れが、一旦余所へ行ってしまったのか、ここ三十分程はパタリと当たりが途絶えた。しかし、夜光虫と思われる青い光は、今の所、海面に確認出来ない。と言う事はきっとまた群れが戻って来るに違いない。そう信じて、僕は休まずに仕掛けを投げ続けていた。
ふと、周囲に目を向けると、満潮に合わせて集まってきた釣り人が数名居た。各々、周りの釣り人に迷惑を掛けないように、5メートル以上離れた場所で竿を出していた。
釣り人とは、実に謙虚であり、周囲の人への配慮を忘れない、心ある人間たちなのである。

ところが、その僅か数分後、僕は人生初のとんでもない大チョンボをやらかし、周囲の釣り人をも巻き込んでの大騒動を、この波止にて繰り広げてしまう事になるのである・・・続く☆
posted by 河野 広 at 07:41| Comment(3) | TrackBack(0) | 釣りバカは海にいる! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
心が病んだときは夜釣りが一番っす
ケミコはダイソーで買いだめしたやつ
ほんとたまに2日以上光ってるケミコがある
発光五時間なのに2日も光る…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(ダイソーオソルベシ)
それにしても夜光虫をあじが食わんとは
夜光玉はいいんだろか
ちもとホタルなんかいいんだろか
釣れない原因は他にありそうだ・・・w
Posted by こじこじ at 2013年10月24日 16:44
こじこじさんへ

確かに、サビキの針の根元にも小さな蛍光玉が付いていますね。
それに、外灯や蛍光塗料、とにかくアジ(その他の魚も何種か)は、光に反応して食い付いて来ると聞いた事があります。
また、夏場にジャミを買うと、そのジャミ自体の中に夜光虫が大量に居て、ジャミカゴの中がキラキラ光っている事もあります。
となると、やはりこじこじさんの言う通り、原因は他にあるのでは・・・?と、考えるのは当然の事だと思います。
釣りの道も、奥が深いですね。
Posted by 赤ジャー人 at 2013年11月13日 04:46
>ケミホタルを発明した人もまた、罪だよなぁ。


ケミカルライトを浮釣に応用したいわば発明者は栗田澄彦氏というセラミック業界では著名な方です。
Posted by 禿だるま at 2017年01月31日 22:50
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